「家庭教師と塾の、メリットとデメリットは?」
「個別指導と集団、どちらを選ぶべき?相性は?」
「家庭教師と塾の、料金・費用の違いは?」

家庭教師と塾、どちらを選ぶべきなのか迷いますよね。
このページでは、家庭教師と塾、集団と個別指導のメリットとデメリット、そして料金の違いまで徹底比較しました。
お子さまとの相性を見て、検討してみてください。

​目次:家庭教師と塾の徹底比較

1.メリット

  1. 家庭教師

2.デメリット

  1. 家庭教師

3.相性

  1. 家庭教師
  2. 集団指導
  3. 個別指導

4.料金の比較

  1. 塾や家庭教師の種類
  2. 料金の相場
  3. 注意点

​項目をクリック、またはタップすると、該当箇所へジャンプ出来ます。

メリット

▶︎家庭教師

①お子さまと教師の距離感が近い

家庭教師は、学校や塾のような集団授業とは違い、先生に質問しやすく、わからないところを丁寧に教えてもらうことができます。
また、お子さまと距離が近い人が多いので、兄・姉のような存在として気に入られる傾向があります。
そのため、勉強に対するモチベーションは向上しやすく、また、進路や友達関係などの話まで気軽にすることができます。

②お子さまの性格、得意不得意、勉強の目的に応じて、自分のやりたい勉強を指導してもらえる

自分はこういう勉強がしたいという目的に100%応えてくれます。教科を選べるのはもちろん、苦手克服や得意教科の先取りから、受験勉強、英検などの検定対策まで、いま必要なことに的を絞って教えてもらうことができるからです。
また、先生は授業の間、「お子さまの問題の解き方や、どこで手が止まるか、何を間違えるのか」などを見ており、お子さまの頭の中で起きていることが分かります。これにより、課題点などを見抜くことができ、的確なアドバイスをしてもらうことができます。

③様々な融通が効きやすい

都合が悪くなったときの振替や、テスト前には指導内容を苦手科目中心に変更するなど、自分の都合に合ったスケジュール・内容で授業を受けることができます。
また、家庭教師には「塾サポート」という使い方もあり、塾でわからなかったところを家庭教師で補強することもできます。

④親御さまと教師の方が、定期的にコミュニケーションを取ることができる

教師の方と頻繁に顔を合わせて話をするので、親御さまは安心感があり、お子さまのご不安点や要望を伝えることができます。
また、教師の方もそこで聞いたことを指導に役立てることができます。
特にプロ家庭教師の場合、普段の教育のお悩みなども気軽に相談できます。

通塾の手間がかからない

教師の方に自宅へ来てもらうので、塾まで行く手間が省けます。

▶︎

(集団・個別共通)

①受験・定期テストに関するノウハウ

たくさんの生徒が通っている分、受験に関するノウハウが蓄積されており、お子さまにお薦めの学校などを教えてもらうことができます。
また、定期テスト前には、傾向を把握していることから、対策を行っているところも多いです。

自習室がある

塾が空いている時間帯は、自習室を利用することができます。授業がなくても使えるので、集中して勉強ができます。ただし、無いところもあるので注意が必要です。

塾を通して、実力テスト・模試に参加できる

模試を受ける場合は、家庭教師では自分自身で申し込みをしなければならないのですが、塾の場合、その校舎で申し込み・受験ができます。

(集団指導)

切磋琢磨しあう環境

集団塾に通うと、そこでの友達ができます。
そのため、競い合うことや焦りなどの感情が生まれ、やる気に繋がり、成績を伸ばすきっかけになります。

決められたカリキュラムの授業

一般的に、集団指導塾では、学校の授業を先取りしたカリキュラムになっています。
また、学校の授業よりも内容が難しいため、お子さまの更なる学力アップに期待できます。

(個別指導)

お子さまの習熟度・時間に合わせたオーダーメイド式の授業

教師1人に対し、生徒は2~3人などの少人数制のため、生徒の学習進度、理解度を確認しながら授業を進めることができます。
そのため、その生徒の苦手な単元などに合わせた授業を受けることができます。

メリット

▶︎家庭教師

実力のある先生にうまく出会えない可能性がある

家庭教師はお子さまとの相性と、先生の実力が重要です。
お子さまと相性が合わなかったり、先生の実力が期待通りでないこともあります。
これらの場合、どちらも満たす、理想の先生を見つけるのには時間がかかることがあります。
経験豊富なプロ家庭教師であれば、お子さまへの対応や指導の質はある程度保証されますが、学生家庭教師の場合、指導力は人によって大きく異なるため注意が必要です。

②受験などの情報量が少ない人もいる

家庭教師は、塾と比べると受験情報などの知識が少ないです。志望校が明確に決まっている場合は、その学校の卒業生を選ぶ必要があります。

③お子さまが、自分の学力を相対的に計る機会が少ない

周囲に他の生徒がいない環境は、お子さま自身の状況が掴みにくいです。また、競争心が強いお子さまの場合、競い合う友人がいないので、モチベーションを維持することが難しいです。

▶︎

(集団・個別共通)

友達と会うために通う可能性がある

塾には当然のことですが、多くの生徒が在籍しています。周りの環境次第で自身の勉強習慣、集中力などが左右されます。
そのため、真剣に勉強に取り組む生徒が少なく、勉強習慣がない生徒の場合、目的が勉強から友達と話すことになる可能性があります。

(集団指導)

①基礎が身に付いていないと、授業に付いていけない

集団指導は、学校の授業よりも早いペースで進んでいくため、勉強の基礎が身に付いていることが大事になっています。そのため、成績があまり良くないお子さまには、集団指導は厳しい可能性があります。

自分のペースで勉強できない

授業中に質問があっても他の生徒に遠慮してしまうことがよくあります。 しかし授業はどんどん進むので、その単元が分からないままとなってしまい、苦手意識が定着してしまいます。
また、時間割が決まっている塾が多いため、その時間に自身のスケジュールを合わせる必要があります。
そのため、部活・習い事などで忙しい人には厳しい可能性があります。

​③教師の交代ができない

集団指導では教師を選択することが難しく、「先生が合わない」と感じてもすぐに教師交代を行うことは難しいです。

自分のレベルに合わないことがある

集団指導では全体の平均に合わせたスピードで授業が進むので、その授業がお子さまの実力に合わない場合、授業についていけなくなったり、逆に退屈であったりします。

(個別指導)

教師に教わる時間が短い

個別指導とはいえ、家庭教師に比べると、教師に教わる時間は短くなります。
教師1人に対し生徒は2~3人いるので、お子さまのみではなく、他の方にも教師が教えます。
例えば、90分授業を2人で受ける場合、生徒一人当たりの時間は実質45分しかありません。
なるべくお子さまに寄り添ってはもらえますが、完全なマンツーマンではないことを理解しておく必要があります。

​②先生がコロコロ変わる塾がある

1カ月で度々、先生が変わってしまう塾があるようです。先生が変わると、人間性の再構築や、先生がお子さまの成績や性格などの位置からの見直しになってしまいます。そのため、同じ先生で1学期間は指導が受けられる塾をお勧めします。

学習習慣が身に付きにくい

スケジュールを自分の好きなようにカスタマイズできるため、授業の曜日や時間帯がバラバラになり、勉強習慣がつきにくいです。

相性

▶︎家庭教師

①授業が一定のスピードではなく、自分のペースで受けたい
②勉強に対してやる気がない
③親御さまが、教師の方と話や相談がしたい

家庭教師は、歳の近い兄・姉のような先生に、完全に1対1で指導を受けられることが最大のメリットです。
授業はお子さまに完全に合わせてもらえますし、教師とも仲良くなりやすいです。
勉強のやる気はもちろん、大学の話や友達関係など、いろいろな相談もできるので、
良い影響を受け、お子さまのポテンシャルを引き出しやすいです。
また、親御さまは定期的に教師の方と話すことができるので、いろいろな相談ができます。

▶︎集団指導

①決められたカリキュラムを着実とこなすことができる
②ある程度の学力・自習の習慣がついている
③競争心が強く、負けず嫌い
④先生に質問することに抵抗が無い

集団指導ではペースが一定のため、予習・復習をこなしたり、自分の分からないところが正確に判断できるお子さまには、とても有効的です。
また、学校よりも先取りのカリキュラムなので、ある程度の学力があるお子さまだと、より効果的です。
たくさんの生徒がいるので、競争心の強い、負けず嫌いなお子さまにとっては刺激になり、抜群の環境です。

▶︎個別指導

①苦手分野や、特定教科のみのオーダーメイドのカリキュラムを好む
②お子さまの都合を主体にしたい
③大人数より少人数が好き

個別指導では、授業内容や授業時間を自分の都合に合わせたいというお子さまに柔軟に対応することができます。
そのため、学校よりも先取りをしたい、まずは苦手分野の克服、部活動を優先したいなどの要望があるお子さまには最適です。
また、大人数より少人数を好むお子さまにとっても勉強のしやすい環境だといえるでしょう。

料金の比較

塾や家庭教師を始めるにしても、どれくらいの費用が必要なのかが、気になるところですよね。
「塾や家庭教師の種類」「それぞれの場合に関しての料金の相場」の2点について、まとめました。

▶︎塾や家庭教師の種類

①進学塾

受験合格を目的とした塾です。小学生なら中学受験を対象としたところになります。学校よりも進んだカリキュラムが組まれており、授業で取り扱う問題も難易度が高めに設定されています。

②補習塾

学校の授業のフォローを目的とした塾です。小さな個人塾などが当てはまります。学校の授業についていくための授業なので、内容は比較的やさしめとなっています。

③家庭教師派遣センター

家庭教師の方を派遣・紹介する仲介会社のことです。家庭教師をお願いしたいとなったときに、会員登録をして紹介してもらいます。

​④家庭教師個人契約

仲介会社を通さず、家庭教師の方と直接契約することです。主に、専用のアプリや掲示板などのサービスで探してお願いすることになります。サービスには、家庭教師の方のプロフィールが掲載されているので、自分で選ぶことができます。かてきょの森が、こちらのサービスになります。

▶︎料金の相場

*塾は週2回、家庭教師は週2回の一回あたり1時間半で算出しております。また、かてきょの森が独自に調査した数値ですので、あくまで参考程度にしてください。

​「小学4〜5年生」

​「小学6年生」

「中学1〜2年生」

「中学3年生」

「高校1〜2年生」

​「高校3年生」

注意点

▶︎塾の場合

季節講習費用(春・夏・冬)で、年間10〜30万円がプラスで必要になります。

▶︎家庭教師の場合

授業料が高い派遣センターは、仲介手数料が含まれています。
逆に安いところは、10〜60万円する高額教材を、購入させられる場合があります。内容は市販のものと大差ないので注意が必要です。
プロの場合は、表記の料金の1.5倍〜になりますが、すべてにおいて質が良いことが多いです。